組織改革に欠かせない内部監査、解決すべき課題とは? 

近年、内部監査は制度改正などもあり、組織改革のソリューションとして注目を集め始めています。一方で、これまで日の当たりにくい部署であった影響からか、いくつかの課題を内包していることも事実です。今回は、内部監査が抱えがちの課題について紹介します。

目次

内部監査の課題①:評価を受けにくい土壌

企業に設けられた内部監査部門は、その重要性が高まりつつある状況でありながら、評価を受けにくい部署でもあります。その理由として挙げられるのが、「成果が可視化されにくい」という点です。いくら内部監査に力を注いだところで、目に見える利益が生まれるわけではないため、経営的な観点からコストや人員を最低限に抑えようと考える企業も存在します。

評価をされない雰囲気が組織に流れていると、内部監査部門に所属する社員のモチベーション向上も難しくなるでしょう。加えて、優秀な人材から内部監査部門が避けられる事態となりかねません。こうした状態が続く場合、内部監査部門が正常に機能しなくなる恐れもあり、結果として組織改革を妨げる要因となってしまいます。

内部監査の課題②:業務量増加

前述したとおり、内部監査部門に対してはなるべくコストや人員を抑える傾向がいまだにあります。一方で、内部監査に求められる業務は増加傾向にあり、バランスが取れていない状態にある企業が多々存在することが現状です。

かといって、人材が必要になったからと募集をかけても、内部監査に関する専門知識や高い経験を備えた人物は決して多くなく、望んだ人材を得られない可能性があります。結果として、現状の少ない人員で膨大なタスクをこなす必要に迫られ、社員が疲弊してしまう恐れが生じるでしょう。

仮に企業が買収を行ったり、海外進出を果たしたりした場合、内部監査部門は子会社や海外部署への対応も求められるケースがあります。タスクは増える一方にもかかわらず、人員が増えないというパターンは、できる限り避けなければなりません。

内部監査の課題改善を目指すなら、内部監査高度化センターにご相談ください!

内部監査は近年になって注目を集めつつある部門ではありますが、依然として多くの課題を抱える実情があります。もし上記のような悩みを抱えているようなら、株式会社電研の運営する内部監査高度化センターまでご相談ください。

内部監査高度化センターでは、金融庁検査局で統括検査官第6部門長を務めた経歴を持つ所長・武藤制揮が、各金融機関などに対して内部監査強化のためのサポートを実施。監査レベルを1つ上のステージへ導きます。

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