武藤制揮
株式会社電研 代表取締役
株式会社電研のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
株式会社電研は、内部監査の実務スキルのシステム化を目的に設立された会社です。
内部監査の実務スキルとは、内部監査プロセスにおいて、監査対象部署からの聴取や双方向の議論といった各局面のパターンを類型化し、対応の選択肢を用意した上で、取捨選択を的確に行う技術と考えています。
したがって、さまざまな局面に対応できる強力なツール(武器)をあらかじめ手元に準備しておく必要があるでしょう。
監査現場でやさしく丁寧に指導してくれる熟練した先輩がいるとありがたいのですが、そのような状況はなかなか望めません。
また、経験の浅さを理由に失敗の繰り返しが許される世の中でもなくなりました。
ITが進化し、ChatGPTといった生成AIが出現する中で、豊富な経験や熟練した技術を詰め込んだツールのライブラリを作成し、このサイトを通して皆さまにお伝えしていくことができればと考えています。内部監査実務のスキルアップについて、私自身の20年以上の試行錯誤で培った経験や成果をまとめたもので、皆さまのお役に立てることができればとてもうれしいです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
略歴
元金融庁検査局統括検査官第6部門長。主任検査官として外資系大手金融機関22社及びメガバンク海外4拠点の金融検査を含め、在庁12年間で銀行、保険、証券、信託、投信投資顧問、政府系金融機関等62社の金融検査を実施。金融庁退官後は、PwCの監査法人ディレクターとして在職6年間で大手金融機関36社の内部監査における外部品質評価や高度化支援を実施した。
PwC退職後、株式会社電研を設立。外資系銀行の内部監査(システム、マネロン、市場リスク、流動性リスク、危機管理、個人情報保護管理等)、生命保険の内部監査(システム、サイバー、ITガバナンス、個人情報保護管理、事務リスク等)及び高度化支援、損害保険の内部監査(システム、サイバー等)、証券の内部監査外部品質評価、系統金融機関の経営監査支援に従事するほか、監査法人等から大手銀行グループの内部監査外部品質評価、外資系金融機関の当局規制対応を受託して現在に至る。
金融庁入庁前は東京大学工学部を卒業後、総合商社で輸出入の営業等を19年間、本邦主要銀行で市場業務等を5年間担当。
内部監査実務スキルアップのための研修講師としては、これまでに、全国信用金庫協会、東京都信用金庫協会、南九州信用金庫協会、全国地方銀行協会、第二地方銀行協会、日本証券業協会、セミナーインフォ、大手損害保険グループ、大手生命保険グループ、大手金融機関、事業法人等に対し、272回(2014年5月〜2025年2月)の講演を実施。
著作
「元金融庁主任検査官が解説する業務上の留意点」(Monthly信用金庫 2022年10月から24回シリーズで連載中)
「金融機関の規制対応と内部監査」(共著)(中央経済社)